来年1月期のフジテレビ系月9ドラマ「海月姫」(月曜午後9時)に俳優の安井順平(43)が出演することが25日、分かった。安井は、2013年に舞台「地下室の手記」「片鱗」で、「第21回読売演劇大賞 優秀男優賞」を受賞した経歴もある実力派俳優。

 同ドラマは女優の芳根京子(20)が主演で、原作は累計420万部超の東村アキコ氏の人気漫画。10年には同局でアニメ化され、14年には能年玲奈主演で映画化もされている。クラゲオタクの芳根演じる主人公・倉下月海と同じアパートに暮らす「尼~ず」たちとの友情や、女装が趣味のプレーボーイな弟、議員の父の秘書を務める童貞の兄の鯉淵兄弟との恋などが描かれる。同ドラマには、同じ所属事務所の後輩で交友関係の深い瀬戸康史が倉下月海の相手役として出演が決まっている。

 後輩の瀬戸は「またご一緒出来るということを知らされた時はとてもうれしかったです。安井さんは作品での在り方が絶妙。すーっと演じる人物に溶け込んでいくのです。それから決して外さない。だからといっておごることはもちろんなく、自身も認めるネガティブな性格ゆえに最後まで自分を追い込み、結果作品や役を突き詰める事につながっていると思います。そんなところが尊敬出来ますし、一緒に芝居をやっていて刺激を受けるところです」とコメント。

 安井は「久々のコメディーに心震えております。撮影は始まっていますが、もうすでに現場での芝居を見てニヤニヤしています。個性豊かなキャラクターのぶつかり合いが、もう。その異常な化学反応を楽しんでいます。スタッフ、キャスト含め活気ある楽しい現場です。これぞコメディーの現場。クランクアップまで真剣に、真摯(しんし)に、愚直にふざけようと思っています」と意気込んでいる。