20日、パシフィコ横浜で開催された「ジャパンフィッシングショー」2日目で、「カッコいい」釣りをしている芸能人に贈られる「クール・アングラーズ・アワード」に歌手工藤静香(47)が選ばれ、表彰された。

 受賞については「芸能人でこういう風に表彰されるなんて存じ上げなかったので、うれしいです」と話し、受賞経緯についても「なんとなく選ばれたのではなくて、関係者の方が私のインスタでエイと格闘しているのを見たのがきっかけだったようです。受賞の決め手はエイですね」と笑わせた。

 釣りには「家族でいきますね。なかなか合わせるのは難しいですけどね」と夫の木村拓哉とのスケジュールが合わないこともにおわせた。ただ「娘とはよく行きますよ。ウチの子どもたちは私が釣りやって、船でゴロンと横になってましたからね」と家族で釣りを日常的に楽しんでいることも強調し、今回の受賞に関して「娘からは、あー、よかったね、と言われましたね」と話した。

 東京・羽村市出身で小学生時代からヤマメ、イワナを釣って「はしを魚の口から突っ込んでバーベキューをしてました」と、釣りとともに子どものころは過ごしていたという。生まれて初めて釣った魚はヤマメで「紫色のキラキラがあるじゃないですか。それが美しくて」と釣りとの関わりが魚体の美しさであったことを告白した。

 川のエサ釣りをきっかけにブラックバスなどのルアー・フィッシングに熱中し、今では海でのメタルジグ(鉛製で底~宙層の魚を釣るルアー)にはまっているという。これまで釣った魚は「タチウオ、イナダ、スズキ、コチ、アジとかでルアーが多いです。最大はスズキの76センチです。ゴンゴンて引いて、まるで犬のお散歩。リールのドラグを調整しながら釣るのが大好きなんです」と釣りの上級テクニックも披露した。

 理想の釣りは「朝、起きて、あー夕飯でスズキのカルパッチョでもつくりたいなぁ、と思ったら、子どもが学校にいっている間にパッと釣りにいって、家に戻ってくる。釣りをヒマだと思ってるいる人も多いんですが、かなりアクティブですよ」と生活に根ざした釣りにほれ込んでいることを熱っぽく話した。

 大きな魚を釣るときに補強で力糸「リーダー」を結ぶが「根掛かりをするとリーダーが切れちゃう。私は誰かに結び直しを頼まなきゃいけないので、今年こそリーダーを結べる人になりたい」と釣り人らしいコメントで締めた。