韓国男性ボーカルグループ、超新星ゴニルが8日、韓国軍を除隊後、初のファンミーティングを東京・杉並公会堂で行い、昼夜2公演で約2000人のファンを動員した。

 その昼公演。「昨晩はドキドキして眠れなかった」と最初は緊張気味だったが、「ゴニル、お帰り~」の大歓声が飛び交うと、ホットした表情を見せて、笑顔で「ただいまぁ~」と元気に応じた。

 先月25日の除隊から減量に取り組み、2週間で5キロも落とした。細マッチョに変身したボディーと、入隊前と変わらぬ笑顔で、ゲームやトーク、歌唱など盛りだくさんの内容で何度も盛り上げた。

 入隊中に毎日書いていた日記を読み上げるシーンでは「死」について触れる文章もあった。「軍にいる時には、自分自身との会話が多くなった。これからどう生きたらいいかとか…」。華やかな芸能の世界のトップスターから一転して厳しい軍隊生活。21カ月をへた現在、たどり着いた結論が「超新星として活動し、ファンとともに歩んでいくこと」だった。

 この日がリスタートの第1歩。ソロ曲「Persona」などの歌唱ではファンが総立ちでエールを送った。そんなゴニルをグループの長男であるユナクが客席から見守っていた。“家族”のぬくもりを久々に肌で感じたゴニルは「今日は夢のような時間でとてもうれしいです」。

 現在、入隊しているグァンスとジヒョクが3月に、ソンモが4月に除隊予定。本格的な春が訪れる時期には6人のメンバー全員がそろう。「そうしたらアルバムも出すし、全国ツアーもやります」と誓った。