上方落語家、露の慎悟(本名・紺井重一=こんい・しげかず)さんが21日午前8時34分、大阪市内の病院で肺炎のため、亡くなった。69歳だった。上方落語協会によると、先月までは舞台に出演していたという。

 慎悟さんは67年、にわか話で知られ、先代の上方落語協会会長で、09年に亡くなった露の五郎さん(2代目露の五郎兵衛=享年77)に2番弟子として弟子入り。兄弟子が「露の」屋号から離れ、門下では最古参弟子として、師匠譲りの「世帯念仏」などを得意としていた。

 また、ボートレース中継のパーソナリティーとしても活躍し、近年はフリーで活動していた。

 通夜は23日午後6時から、告別式は24日午前10時から、大阪市西区北堀江3の7の27「あみだ池 和光殿」で行われる。喪主は妻の紺井節子(こんい・せつこ)さん。