タレントの武井壮(44)が、ボクシングの前WBC世界バンタム級王者山中慎介(35=帝拳)と対戦したルイス・ネリについて「許したくない」と怒りをあらわにした。

 武井は5日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」に出演。山中との前回の対戦ではドーピング疑惑、今回は大幅な体重オーバーで臨んだネリの無法な振る舞いに「何一つ納得できない」としたが、「一応、王座は剥奪されましたけど、でも負けてないわけで。だったら体バキバキにでっかくして70キロとか80キロのヘビー級みたいな体で来てもいいじゃねえかってことになっちゃうじゃないですか、そんなこと言ったら。もう、ルールなんかここに何にもない」と嘆いた。

 武井は山中が今回の対戦を辞められなかった事情をおもんばかるとともに、自身のルール違反に対する反省の弁もないネリに「山中選手は僕ら日本の宝だから、それの晩節、しかも記録の掛かった2試合を、ほんとに汚してくれたなと思う。日本が誇る最高のボクサーを見事に汚して帰ってくれたな、と。本当にもう許したくない」と怒り心頭。「コイツのボクシング、2度と見たくない」と嫌悪感をあらわにした。