KinKi Kids堂本光一(39)が6日、東京・帝国劇場で行われた主演ミュージカル「Endless SHOCK」の1600回目公演に出演した。体を張った激しいアクションを続けているが、さらなる記録更新に向けて意欲を見せた。中山優馬(24)ら今年からの新キャストからも祝福された。

 舞台ラストにステージ後ろの巨大パネルに花火が打ち上がり、「祝1600回達成!!」の文字が表示された。堂本がひもを引いてくす玉を割ると、中から「1600回公演おめでとうございます。これからもお体にむち打って記録を。出演者一同」と書かれた垂れ幕が現れた。堂本は「むち打って記録を、って。まあ、むち打たないとしょうがないですよね!」と覚悟を決めたように宣言。観客から大歓声を浴びた。

 00年11月の初演から17年5カ月。1600回は、ミュージカルの単独主演では最多。演劇全体でも故森光子さん主演の「放浪記」2017回に次ぐ歴代2位の記録だ。キャストの中には、ふぉ~ゆ~福田悠太(31)ら今月出演が1100回に達した者もおり、堂本は「すごいねみんな。バケモンだよ」とねぎらったが、福田から「あんたに言われたくないぞ~」と返され、笑いを誘っていた。

 今年1月から出演の新キャストも祝福した。中山は「僕が今日40公演目なんですけど、光一さんはそれの40倍やってはりますから、すごい数字。(自分には)無理やな…!」。久野綾希子(67)は「光一さんは今年で30代最後ですよね。40代も50代も、期待しています」とほほえんだ。瀧本美織(26)は「節目の公演に出られて本当に幸せです」と喜んだ。

 「SHOCK」はフライングや22段の大階段落ちなど、体を張ったパフォーマンスが見せ場の1つ。作・構成・演出を手がけるジャニー喜多川氏は「18年間続けるというのはすごい。世界一だと思いますよ」とねぎらった。それでも、堂本は「通過点にすぎないとは思います。明後日(の次回公演)からも元気に階段落ちよう」と誓った。「俺には何もない。だから、頑張ります。今後もどうか『SHOCK』を愛してください」とあいさつした。【横山慧】

 ◆「SHOCK」 00年11月に初演。歌やダンス、フライング、22段の大階段落ちなどを盛り込んだショーミュージカル。初演以来全公演が前売り開始日に完売。ニューヨークの小劇場でショーを上演する若者たちの人間模様などを描く。過去にオーナー役で森公美子や前田美波里、ライバル役で錦戸亮、生田斗真、屋良朝幸、ヒロイン役で黒木メイサ、神田沙也加、松浦雅らが出演している。