鈴木亮平主演のNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜午後8時)25日放送の第12話の平均視聴率が14・1%(関東地区)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週視聴率は14・6%だった。最高は、第5話の15・5%。

 主演の鈴木亮平(33)が「大河を背負う覚悟をしっかり持ち、西郷さんに負けないように西郷隆盛という大きな男に相撲を挑む覚悟」と語った作品。脚本の中園みほ氏は「原作に師弟愛、男女の愛、ボーイズラブまでラブストーリーがちりばめられています」と、大河史上初のボーイズラブを描く可能性を示している。

 第12話は、篤姫(北川景子)は江戸に来て2年が経過したが輿入れの話は進んでいなかった。不安に思う篤姫のため、吉之助(鈴木亮平)は幾島(南野陽子)と大奥などに働きかけはじめる。山田(徳井優)も、徳川家定(又吉直樹)の母本寿院(泉ピン子)に近づけるよう接待を重ねる。目通りがかなった幾島は本寿院に、篤姫の輿入れへ助力を願う。そして家定は、本寿院や井伊直弼(佐野史郎)の前で篤姫を選び、輿入れが決まった。しかし吉之助は篤姫の将来を憂い心を痛める。安政の大地震が起きた夜、助けに赴いた吉之助に篤姫は、どこか遠くに連れていってほしいと告げる、という内容だった。