フジテレビ系月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」(月曜午後9時)の16日第2回の平均視聴率が7・7%(関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べでわかった。初回は9・4%だった。

 長沢まさみ(30)演じるコンフィデンスウーマン(信用詐欺師)が、東出昌大(30)小日向文世(64)らが演じる詐欺師とチームを組み、欲望にまみれた悪人たちから大金をだまし取る姿を描く。同局看板ドラマ枠「月9(ゲツク)」に主演するのは、07年「プロポーズ大作戦」以来11年ぶり。今回はキャビンアテンダントや秘書、海外の大物女優など、さまざまな職業の女性に扮(ふん)する。

 第2話のゲストとして、吉瀬美智子、本仮屋ユイカが出演した。吉瀬は収賄、談合、地上げ…、あらゆる手を使ってこの国の観光業界を牛耳ろうとするリゾート会社の女社長・桜田しず子を演じた。本仮屋は、吉瀬演じるしず子が経営するリゾートホテルによって、経営不振に陥った老舗旅館「すずや」の女将・操(みさお)を演じた。スケール感、ゴージャス感いっぱいのドラマとなった。

 16日あらすじは、ダー子(長沢まさみ)らは、ロシアンマフィアをだまそうとして失敗し、命からがら何とか逃げ切る。この一件で危険な目に遭ったボクちゃん(東出昌大)はひなびた温泉町にある老舗旅館で、住み込みで働く機会を得る。ところが、その旅館は2年前に隣町に大手ホテルチェーン、桜田リゾートができて以来、経営不振が続いていた。旅館のおかみの操(本仮屋)は、旅館を桜田リゾートに売却することを決意する。桜田リゾートの社長、しず子(吉瀬)は、業界の救世主とも呼ばれていたが、その裏では収賄や談合などのやり口で、日本の観光を牛耳ろうとしていた。操の前に現れたしず子は、旅館の資産価値を0円と査定し、約束していた従業員の再雇用もほごにしようとする。