米俳優ジョニー・デップ(54)と泥沼の離婚裁判の末に16年に離婚した女優アンバー・ハード(31)が、約束通りに受け取った慰謝料を慈善団体に寄付したことが明らかになった。

 ハードは2016年5月にデップとから家庭内暴力(DV)を受けたと告発して離婚を申請。泥沼のバトルの末にデップから700万ドルの慰謝料を受け取り、慈善団体に全額寄付することで合意し、離婚が成立した。ロサンゼルスの小児病院とアメリカ自由人権協会(ACLU)に寄付すると発表したが、実際に寄付していないことが発覚し、「金銭目当ての結婚だった」と批判された。その後、ハード側はデップが税金対策のために自身の名前で700万ドルを直接寄付したと告発していた。

 しかし、このほど小児病院が発表した2017年度の100万~500万ドルの高額寄付者リストの中にハードの名前があったことが明らかになった。「子供たちと家族を代表し、感謝します」との言葉も掲載されており、ハードが約束を守ったことが証明された。現時点で同様にACLUにも寄付を行ったかどうは不明。(ロサンゼルス=千歳香奈子)