TBSで日曜劇場「ブラックペアン」(初回は25分拡大スペシャル)が22日(日)午後9時からスタートする。

 原作は海堂尊の小説「新装版 ブラックペアン1988」(講談社文庫)で、シリーズ累計150万部を超えており、「チーム・バチスタの栄光」の原点となる人気作だ。舞台となる東城大学医学部付属病院に、突如導入されることになった手術用最新医療機器・スナイプ。

 この最新機器を巡る疑惑をきっかけに、外科医としてのプライドを守ろうとする“オペ室の悪魔”こと渡海征司郎(二宮和也)が、嫉妬渦巻く大学病院という巨大な組織に真っ向から立ち向かっていく姿を描く。

 病院、研究室、製薬会社、医療機器メーカー、そして厚生労働省などとの癒着問題や様々な不正、“ブラックペアン”と呼ばれる特製の黒いペアン(止血用鉗子)に隠された過去が暴かれる、痛快な医療エンターテインメントドラマだ。主演の二宮和也をはじめ、竹内涼真、葵わかな、倍賞美津子、加藤綾子、加藤浩次、市川猿之助、小泉孝太郎、内野聖陽ら豪華出演者が決定し、話題を呼んでいる。

 このたび第2話のゲストとして、漫才ブームのパイオニアであり、ベストセラー作家でもあるタレントの島田洋七が、東城大学医学部付属病院の救急救命室に緊急搬送される小山兼人役で出演することが決定。

 そして、病に倒れた小山を支える妻・好恵役に、現在TBS朝の情報番組「あさチャン!」の月曜・金曜レギュラーで、元プロテニス選手の沢松奈生子が決定した。15歳で全日本テニス選手権を制覇し、その後ウィンブルドン選手権などの4大大会全てに9年連続出場した沢松。そんな彼女が「ブラックペアン」でドラマデビューを果たす。

 小山は腹部大動脈瘤が破裂しかけ、心臓の僧帽弁疾患も合併しており、急を要する状況で救急救命室に運ばれてくる。研修医の世良(竹内涼真)は救命医から連絡を受け、PHSを掛けながら必死に渡海を探すが、見つけることが出来ない…。手術室で焦る世良。そこへ突如渡海が現れ、小山は一命を取り留める。

 しかし、手術の結果、すぐにでも僧帽弁置換手術を行う必要があることが分かり、高階(小泉孝太郎)はスナイプ手術を提案する…。

 豪華出演者が盛り上げる日曜劇場「ブラックペアン」が注目される。

 <沢松奈生子コメント>

 まだこのお話が決まる前、「陸王」にご出演されていた松岡修造さんにテニスコートでお話を伺ったことがあるのですが、まさか自分がその立場になるとは夢にも思いませんでした。新しい経験を与えて頂き、感謝しております。お話を頂いた時から“ドッキリ”なのではと思い、現場に行ってからも最後の最後まで「モニタリング」かと疑っておりました(笑)。実際にカメラが回り、二宮さん、竹内さん、葵さん、そして父ちゃん役の島田洋七さんと対面し、同じ場所で演技している自分にびっくりしました。全力で取り組みましたので、是非ご覧いただければ幸いでございます。

 <島田洋七コメント>

 女房役の沢松さんとは初めての共演となりましたが、元プロテニス選手として何万人もの前でプレーされていただけあって、物怖じしない態度で見事にリードして頂きました。今回、久しぶりのドラマ出演にも関わらず緊張はしなかったですが、病人役は初めてで。自分を抜く役者はおらんでしょ、病人役では(笑)。