中村獅童(45)の超歌舞伎「積思花顔競」が28日、東京・幕張メッセの「ニコニコ超会議2018」で上演された。

 獅童の超歌舞伎は3年連続だが、昨年は公演直後に肺腺がんであることを公表し、休業した。「その時に超歌舞伎ファンの方から励ましの言葉をいただき、それがエネルギーになった。今回は愛ある恩返しを全身全霊でやりたい」。獅童が登場する大きな歓声と拍手が起こり、動画のコメントに「お帰りなさい」「待ってました」の言葉があふれた。

 楽屋には昨年12月に誕生した長男もいた。「僕の白塗りを見て、キョトンとしていた。誰だか分からないんでしょう」。共演したバーチャルアイドル初音ミクとは立ち回りをみせ、「本当にうまくなっているよ」。今年はまだ休みはないが、「体調は万全。昨年休んだ分、今年はフル活動したい」と話した。