俳優生島翔(32)が準主役に抜てきされたハリウッド映画「DARC」が、今日1日からネットフリックスで世界190カ国に配信される。米サンフランシスコを舞台に、母親を殺されたインターポール捜査官ダーク(トニー・シエナ)の報復劇。生島はダークの母親を殺害した暴力団「古賀会」の3代目カゲヤマシゲル役。ダークにだまされてバディを組み、組織への潜入を許してしまう。

 「女性や子供を容赦なく殺す卑劣な役。その一方で、男に殴られるとへーこらする(笑い)。主役のトニーを際立たせるために、57キロの体重を49キロに減量して臨みました」と振り返る。

 米国の大学を卒業したフリーアナウンサーの父、生島ヒロシ(67)の影響で、中学を卒業するとカリフォルニアに留学。コンテンポラリーダンスで認められ、米国、ドイツで活躍した。「元々、俳優志望だったので25歳の時に帰国してゼロから始めました」。渡米して「DARC」のオーディションを受け合格。「大阪で舞台に出ていたんですが、電話をもらって、そのまま羽田へ移動して渡米。チョイ役かと思ったら、大きな役でびっくりした」という。

 バンクーバーで2カ月間、撮影に臨んだのが3年前。やっと世界配信にこぎ着けた。「正直、不安もあったけど、一安心。武器は身体能力と英語。目標は真田広之さんです」と話した。