浅草キッドの水道橋博士(55)が12日、都内で、俳優三船敏郎さんのドキュメンタリー映画「MIFUNE:THE LAST SAMURAI」(スティーヴン・オカザキ監督)のトークイベントに出席した。

 同作は、「七人の侍」「蜘蛛巣城」「赤ひげ」など三船さんの代表作に焦点を当て、関係者のインタビューと映像資料で、三船さんを追ったもの。博士は「これを見ずして邦画を語ることなかれ」と絶賛した。

 三船さんの作品をあまり見たことがないという人への入門の1作には「用心棒」を挙げた。そして「用心棒」の話から、かつて石原裕次郎さんの私設用心棒を務めていた作家百瀬博教さんの話題に。博士は「百瀬さんの評伝を500ページくらい書いていて、(月刊誌の)『新潮45』で連載すると確約していたんですが、もめてます」と明かした。

 ビートたけし(71)のオフィス北野退社、独立に関連し「週刊新潮」が、たけしが愛人に洗脳されているなどと報じたことが原因という。

 百瀬さんの作家デビューが「新潮45」だったため、同誌で評伝連載をしたいという博士。「講談社とも和解しましたから、新潮社とも和解できると思います」と、フライデー襲撃事件を引き合いに、前向きに語った。