旅作家・歩(あゆみ)りえこ(36)に久しぶりにあった。初めてインタビュー取材したのは10年前。世界52カ国をバックパッカーとして歩いた“旅ドル”として巨乳を武器にグラビア活動もしていた。芸名もリエコ・J・パッカーとユニークだった。

 その後、再会する度に驚かせてくれる。芸名を歩りえこにして、旅作家として活動。かと思えば、台湾に移住して、吉本興業入り。事務所の縛りが強い芸能界。事務所を移籍するとデビュー以来付き合ってきた芸能人との縁も切れてしまうことが多いのだが、吉本興業の人間に「歩りえこって知ってる?」と聞かれた時は「知ってるも何も…」と即答した。

 台湾で現地の男性と結婚して、女子を出産。国立台湾大学大学院に入学して、男の子を出産。昨年初めには離婚して、日本に帰ってきた。

 15日には東京・渋谷のよしもと∞ホールで吉本所属の文化人としてイベント「オモ論議~笑って学べる言葉のコロシアム」にNON STYLE井上裕介らとともに出席。偉そうな顔で(笑い)持論を堂々と述べていた。

 話を聞くとアイドル時代とはひと味違う。「シングルマザーですから、しっかりしないと」と、趣味の延長のようだった独身時代とは仕事に対する姿勢も違う。

 この10年で訪れた国の数も94カ国と増えた。いろいろな国で見聞したことと、人生においてさまざまなことを経験したことが、人間的に厚みを加えた。∞ホールのイベントは夜10時すぎに終了したのだが、その後の打ち上げでも、最初に終電の時間をキッチリと確認。子供を育てながら仕事をする女性としての自覚も十分だ。

 いろいろ変わったけど、90センチ、Fカップのスタイルは健在だった。次は、どんな人間的な成長を見せてくれるか楽しみだ。