NHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜午後8時)に大久保正助(利通)役で出演中の瑛太(35)が25日、東京芸術大学大学美術館で開催される「NHK大河ドラマ特別展『西郷どん』」(26日~7月16日)の報道内覧会に出席した。

 大久保の肖像画を見学し「実在した人なんだと、ひしひしと感じます」。さらに「大久保は懐中時計を持っていて、そういった小物が好きだった。僕も小物が好きで懐中時計を持っているので、似たところもあるのかなと思います」と、大久保に自身を重ねた。

 現在ドラマは京都編を撮影中で、瑛太が演じる正助は、西郷吉之助(隆盛、鈴木亮平)と島津久光(青木崇高)の間で板挟みになっているという。「中間管理職的な立場を演じるにあたり、ものすごくストレスを感じています。吉之助には『もう少し冷静にならないか』と言いたいけれど、ドラマの脚本上やらなきゃいけなくて、正直、白髪が増えました」と苦笑した。

 展示会では音声ガイドを務めた。「歴史の話は薩摩弁で話すくせが付いているのに、久しぶりに標準語で話しました。違和感を感じました。難しかったです」と、ドラマとの違いに苦戦した様子を明かした。