女優沢尻エリカ(32)が、過去の「別に…」発言騒動を反省し「ターニングポイントだった」と振り返った。

 26日放送のフジテレビ系「めざましテレビ」にVTR出演。冒頭、インタビューを担当した軽部真一アナウンサーから「何とお呼びしたら良いですか?」と聞かれ「お好きなように」と返したが、「沢尻さん、エリカさん、あるいはエリカ様?」と、お騒がせ女優のイメージからついた過去の愛称については「ちょっとそれはやめてください。それは嫌です」と笑いながらかたくなに拒否した。

 今年でデビュー20周年を迎える沢尻。今では自分よりも若手の俳優たちと共演する機会も増え「もう新人じゃないんだっていうことをあらためて実感させられるというか、そんな年になってきたんだなって言う感じですね」としみじみと語った。

 過去の自分から変わったことについて聞かれると「過去は振り返ってもしょうがないじゃないですか」と笑ったが、「飾らなくなったのは1つありますね。自分の等身大で勝負していこうじゃないけど、若い時って殻を作って閉じこもっていた部分があったんですけど、それって本来の自分じゃないから無理があるじゃないですか。それじゃないんだなって気付いて、何でもいいから自分のままで素でいこう。そうしたら別にどう思われてもいいから、自分の素だったら。それですごく楽になりました。だって素なんだもん。それで嫌われるんだったら『だって素だから』でいいし」との思いを明かした。

 自分が変わるきっかけについては、苦笑いしながら「それはですね…やっぱり、大問題を起こしましたから」と、07年の主演映画舞台あいさつにおける「別に…」などの不機嫌発言や、仕事のドタキャンなどの問題で所属事務所から契約解除された一連の騒動をあげ「ある種のターニングポイントだったと言っていいと思います。やっぱりその時の精神状態がすごく不安定だったのと、自分が未熟だったということに尽きるんですけど、理由が何であれ、不機嫌になってしまったりとか、それはアンプロフェッショナルなことだと思うし、迷惑を掛けた人もいっぱいいるわけじゃないですか。自分しか考えてなかった結果でしかない。子供だったし申し訳ないなっていうことは、時間をかけて自分の中では反省して分かるようになりました」と語った。