Ｔ．Ｍ．Ｒｅｖｏｌｕｔｉｏｎ西川貴教（４７）の地元愛に、少しだけ触れることができた。

　４日、都内で、ＣＭ出演する日本マクドナルド「アツいぜ！ロコモコ」キャンペーン発表会に、高橋みなみ（２７）とともに出席した。発表会では、一時は“熱愛疑惑”までささやかれたほどの相性の良さも伝わってくるような軽妙なボケとツッコミを見せて、取材陣も笑わせてくれた。

　囲み取材では、ロシアワールドカップ（Ｗ杯）で１６強入りした日本代表の話題に。すると開口一番、「乾（貴士）選手が滋賀出身なんです。私事のように一喜一憂していました」と、地元滋賀のヒーローの名前を出した。

　もっとも接点はないようだが、決勝トーナメントのベルギー戦で乾がゴールを決めた際には、ツイッターで「琵琶湖が沸騰するーーー！」。さらに、その乾からフォローされることを知ると「ヌオーーー！琵琶湖が蒸発するーーー！」と興奮気味につづっていた。

　そんな西川にとって、今１番気をもんでいるのは、琵琶湖の環境保全を掲げた音楽フェス「イナズマロックフェスティバル」（９月２２～２４日、滋賀・琵琶湖畔）のことだという。滋賀ふるさと観光大使として０９年に立ち上げ、今年で１０回目の節目を迎えるが、１６年は、最終日公演が雷の影響でイベント途中で中止。１７年は、台風の影響で３日間のうち１日が中止になるなど、ここ２年は天候に悩まされていた。

　この夏にしたいことを問われた西川は「何とか無事に終わりたい。とにかくそれだけです」と切実な表情で話した。

　隣の高橋が「私、鬼の晴れ女なんです。灼熱（しゃくねつ）女って言われてます。会場で立ってましょうか？」と声を掛けると「本当に？　スケジュールとれる？　お願いしようかな…」。実現するかどうかは分からないが、そんな神頼みもしたいくらい、地元でのイベントにかける思いが伝わってきた。

　イナズマにかける思いを、またじっくりと聞いてみたいと思うと同時に、まだ開催まで２カ月あるが、無事の成功を祈りたい。