歌手和田アキ子(68)が、デビュー50周年を記念してトリビュートアルバムを発売することが10日、分かった。アッコの名曲を歌うのは、MISIA(40)やJUJU(42)、氣志團やサンボマスターなどの個性的なロックバンドまで全13組のアーティスト。さらに旧友のビートたけし(71)が、ジャケット写真でアッコの肖像画を手がけた。

 芸能界のゴッド姉ちゃんのために、慕う後輩たちが一堂に会した。同じ女性として、アッコがお気に入りの歌声を披露するMISIAは「ファンクやR&B、ソウルの大先輩和田さんの細やかな歌のテクニックにたくさん気づかされて、歌うことで、いろいろと教えていただいた気がします」と話し、「もう一度ふたりで歌いたい」に挑戦。JUJUも「和田さんの背中を追いかけながら私も頑張って歌い続けていきたい」と、「だってしょうがないじゃない」を担当した。

 また、名曲「あの鐘を鳴らすのはあなた」は「オオカミタチナリノドラマヤエモーションヲ全力デ注入シマシタ」とコメントした、オオカミの覆面ロックバンド「MAN WITH A MISSION」が歌った。ほかにも、X JAPANのToshI(52)が「幸せのちから」、EXILEのSHOKICHI(32)が「古い日記」を担当したり、竹原ピストル(41)ら豪華男性アーティストも並んだ。アッコが、さまざまな歌手に影響を与えてきたかが分かるラインアップとなった。

 もう1つの注目点のジャケット写真も、芸能界では後輩にあたる、たけしからのアッコ愛が伝わる作品になっている。アッコは「これだけ豪華な方々がカバーしてくださり、本当にうれしいです。さまざまなジャンルの方々による多種多様なアレンジは、新鮮でおもしろく、私も刺激を受けました」と感激する。「50年間の『宝物』である私の歌が、新たな感性で生まれ変わるのはとても光栄。今まで私の歌を聴いたことのない世代にも届いてくれたら」と願う。

 ズバリ、アルバム名は「アッコがおまかせ」。一流アーティストたちに託した宝物が、9月5日の新作で新たな輝きを放つ。