昨年7月に肺炎で亡くなった作曲家で歌手の平尾昌晃さん(享年79)の一周忌追悼イベントが20日、都内で行われた。

 平尾さんが主宰したミュージックスクールの生徒やOBが企画した。

 平尾さんにまつわる多くのヒット曲の中から、畑中葉子と松原健之が「カナダからの手紙」をデュエットし、安倍里律子が「愛の命日」を、尾藤イサオが「悲しき願い」を歌唱するなど、教え子たちが全11曲を天国の平尾さんに届けた。

 最後は会場に駆けつけた約130人による「瀬戸の花嫁」の合唱で締めくくった。

 畑中は「平尾先生には生前恩返しできなかったので、少しずつでも恩返ししていきたいと思います。『カナダからの手紙』とか、良い曲は何年たっても色あせないのだなと思います」とコメント。松原は「歌手への道を開いていただいたのが平尾先生なので、心から感謝しています」と話した。