木村拓哉(45)、嵐の二宮和也(35)が20日、都内で映画「検察側の罪人」(24日公開、原田真人監督)の納涼試写会イベントに出席した。木村は登壇するや、端の立ち位置まで移動する出オチをかまし、二宮に「どう考えても真ん中でしょう」と突っ込まれた。

 木村は東京地検の腕利き検事最上を、二宮が新人検事沖野を演じた。最上の経験に裏打ちされた捜査と、沖野の正義感の強さで方針がぶつかる場面もあるが、この日は愉快な木村が全開だった。イベント途中で殺人被疑者役の酒向芳(さこう・よし=59)が登場。涼しげな雰囲気を演出するため会場は約5000本もの草木に囲まれており、その中から麦わら帽子姿の酒向が登壇すると、場内の雰囲気が一変。木村は「酒向さんが登場したとたん、怪談話にお化けが普通にいる状態になりました。俺らより稲川淳二さんを呼んだ方が…」と笑わせた。

 二宮はこの日、木村からお下がりでもらったモノクロのセットアップ姿で登壇した。「プロ野球選手と一緒に野球してる感じ。どこに投げようと、打とうと、捕ってくれる。『楽しい』しかないでしょ」と、事務所の大先輩との初共演をうれしそうに振り返った。ほか芦名星(あしな・せい=34)も出席した。