累計1300万部のベストセラーのアニメ映画化で公開中の「劇場版 夏目友人帳 うつせみに結ぶ」の舞台あいさつが7日、大阪・梅田ブルク7で行われ、出演声優の井上和彦(64)と堀江一眞(42)が登壇した。

緑川ゆき氏(42)原作の大人気漫画で、シリーズ初の長編映画として緑川氏監修による完全新作のオリジナルエピソード。テレビアニメ放送開始10年を記念し、同作の集大成ともなる。

幼い頃から妖怪を見ることができた主人公・夏目が、亡くなった祖母から引き継いだ「友人帳」に書かれた妖怪たちと繰り広げる日々を描いた物語。

夏目の自称用心棒の妖怪で、普段の猫の姿・ニャンコ先生と真の姿・斑の2役を演じている井上は、少女漫画「キャンディ・キャンディ」のアンソニーや漫画「ナルト」の、はたけカカシ役などでおなじみ。今作では、ニャンコ先生が3つに分裂してしまい、全部で5つの声を使い分けているという。

総監督を務める大森貴弘監督(53)から「今回は大変だよ、頑張ってね」と言われて台本を見て、初めて知ったという井上。「さて困った、どんな声出せばいいの?」と最初は戸惑ったそうだ。分裂した3匹が一緒に登場するシーンでは、1匹ずつにしかアフレコができないため、同じシーンを3回、テストを含めるとワンシーンに9回ものアフレコをしたと苦労を明かした。大森総監督のかすれた声マネをしながら語る井上に隣の堀江は、「(それでも)ギャランティーは1人分だよー」と同じく大森総監督の声マネでツッコミ。「そんなこと言わなかった」と笑って否定していた井上も、「(ギャラ)5人分くれたらうれしいですけど」と本音をこぼして会場を笑わせた。

大人気ライトノベル「デュラララ!!」の矢霧誠二役などで知られる堀江は、夏目の親友・田沼要役を演じている。声優になる前の夢は、「本気で野球選手になりたくて、阪神タイガースに本気で入団したいなと思った時期がありました」とあいさつした堀江は、「広島強すぎます。打倒カープ女子!」とタイガース愛を語って関西のファンの心をキャッチ。「アフレコ現場ではみなさんのお顔を直接見ることができないので、この場に立ち会わせていただいて幸せです」と感謝を伝えた。