演歌歌手一条貫太(21)が4日、東京・立正大学品川キャンパスで開催された「橘花祭」のステージで、ソロライブを行った。

同大学経済学部に通う大学4年生。学籍番号を明かし、「AO入試で入りました」などとあいさつした。「男傘」「ひまわりの約束」をカバーし、今年3月発売のデビュー曲「ふたりの始発駅」や同シングル収録曲の「潮風列車」などを披露。ラストは同大学応援指導部のチアガールたちと一緒に、北島三郎(82)の「まつり」を歌った。ラストの部分を「これが立正橘花祭~!」と締めくくると、「貫太~!」「ありがとう~!」などと、大歓声を浴びた。

学生と演歌歌手の「二刀流」で活動しているが、単位も問題なく、来年3月に卒業予定だ。卒業後は歌手の道に専念する。「来年以降も、もし機会があればこのステージに来たいですし、若い方々に少しでも演歌を広めていきたいです」と話した。

同大学からは、10月25日に行われたプロ野球ドラフト会議で、伊藤裕季也内野手が横浜2位、小郷裕哉外野手が楽天7位で指名された。一条は直接の面識はないが、大学の同級生からプロ野球選手が生まれることに刺激を受けたといい、「立正に入った時から、野球が強いというのは知っていました。何かあったらお会いしたいですね」と話した。