タレント間寛平(69)の長男でシンガー・ソングライターの間慎太郎(37)が、自身7作目となる新アルバム「人生ゲーム」を今月14日に発売した。

約1年ぶりとなる新作のテーマは「フットワークの軽い中年男」。サウンドプロデューサーに「Ikoman」こと生駒龍之介氏(42)を迎え、今年の2月から制作を開始。リード曲「届け」など、全8曲から構成され「ずっと(これまで)ツアーに出る生活をしてて、『ギター1本あれば、どこへでも歌を歌いに行く』みたいなスタンスを表現できたら」と話す。

より幅広い層に聞いて欲しいとも言い、「初めてどこかでふっと耳にした時に口ずさめるような、ポップなものを作ろうという努力はしている。そんなに普段、音楽聞かない人にも、これをキッカケに知ってもらえたら」と思いを語った。

タイトルの「人生ゲーム」という言葉には「もう1発ここから、いっちょやったろうぜ」「どうなるか分からんけどもう1回、頑張ろうや」という気持ちを込めたという。生駒氏とのタッグでは「サウンドプロデューサーの方なので、全部新しい。1人やったら手癖で終わらせてたものも(生駒氏が入ると)サウンドも変わりますし、楽しかった」と新たな発見が多かったと明かした。

アルバムの曲を聞いた父寛平には、リード曲の「届け」が好きだと言われたという慎太郎。偉大な父ゆえに、どうしても「2世」というワードがついて回るが「昔は、気にはしていたと思うんですけど、それを言い出したら何もできなくなるので」。駆け出しの20代前半の頃は“寛平の息子”という周囲の反応に「腹立ちますわ」と言う時期もあったというが「(2世は)良いことも悪いこともある」。

変に意識はせず、あくまでも慎太郎のスタイルを歩む。「2世でも、歌を作って歌うのは自分なんで」。父寛平には「もちろん尊敬してますよ、やっぱり。芸能界の先輩でもあるので」と敬意を忘れない。

24日には、大阪・タワーレコード梅田NU茶屋町店でインストアライブを開催する。口では説明できない「自分らしさ」もしっかりとアルバム内に残しながら「プロデューサーの方に、きれいに整理していただいたような、すごく聞きやすいアルバムになった。是非、聞いて欲しいですね」とアピールした。