来年105周年を迎える宝塚歌劇団の卒業生やスタッフの功績をたたえる「宝塚歌劇の殿堂」では、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場内で、来年1月1日から、第15回企画展「台湾公演展」をスタートする。30日、同劇場内で報道陣に先行公開された。

今秋、星組トップ紅(くれない)ゆずる主演で上演された台湾公演「Thunderbolt Fantasy東離劍遊紀」「Killer Rouge/星秀☆煌紅」で、紅や礼真琴(れい・まこと)、七海(ななみ)ひろきらが着用した衣装などが公開されている。

同1日に宝塚大劇場で、紅主演の「霧深きエルベのほとり」「ESTRELLAS~星たち~」の開幕を控える星組は、今年10~11月に劇団3回目の台湾公演を成功させた。

同展の中では、今年の星組公演も振り返り、今春に落語の大ネタ「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」などをもとにした「ミュージカル ANOTHER WORLD」で、紅が乗った「はすの花のオブジェ」も展示され、その中に入っての記念撮影も可能になっている。

同展では、元星組トップ柚希礼音(ゆずき・れおん)が率いた同じく星組の第1回台湾公演(13年)、花組トップ明日海(あすみ)りおが率いた第2回(15年)の資料映像なども公開されている。

同展は3月11日まで。