嵐が27日、来年いっぱいをもって活動休止することを電撃発表した。午後5時にファンクラブサイト内で、メンバー5人が並んで話す動画をアップし、午後8時から都内のジャニーズ事務所で会見を開いた。リーダーの大野智(38)は、2021年から一時芸能活動を休養。他の4人はそれぞれがソロで活動する。

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大野が、17年6月中旬に「嵐20周年、そして2020年という区切りで一度嵐をたたみ、5人それぞれの道を歩んでもいいのではないか」と打ち明けた時の思いを聞かれ、櫻井翔(37)は「驚きましたね。前の日、友だちと焼き肉を食べていたら大野から『話をしたい』とメールが来た。相談じゃなく、ある程度、意思が固まっているのだと個人的に判断した」と当時の思いを振り返った。

その上で「1人の思いでグループを動かすことは出来ないし、他のメンバーの思いで1人の思いは縛ることは出来ない。中学から20数年、やってきた大事な仲間ですから、話し合って決めなければ…それが僕の役目だと思った」と自ら、着地点を見いだす役どころになったと明かした。

そして「着地するところを、たくさん時間をかけて見つけなければと思った。時間はかかりましたよ。数カ月間、ずっとたくさん、何回も何回も話をした。そんな馬鹿なとひっくり返す人はいなかった」と最終的には納得して大野の思いをくんだことを強調した。

また以前、テレビ番組で嵐を辞めたいと言ったことがあるのでは? と聞かれると「嵐になって結成した時、グループ活動するとは思っていなかった。嵐になってから辞めたいと思ったことはない」と否定した。