ケニーこと歌手ケンイチ大倉(46)が9日、東京・目黒のブルースアレイジャパンでライブ「KENNYwithTheGemini~KENNYからのValentine~」を開いた。

オールディーズから「ファンキー・モンキー・ベイビー」「ヘイ・ママ・ロックンロール」「ルイジアンナ」などキャロルナンバーまで全25曲を熱唱した。

14年に亡くなった父、ジョニー大倉(享年62)が愛した目黒でのライブ。ケニーは「ジョニー大倉の本物の息子! 長男、ケニーことケンイチ大倉です。最近、偽物騒動があったりしたからね」と笑った。気心の知れたバンド、TheGeminiのメンバーとともに「今日はオールディーズ、ロックンロールをノリノリで踊って寒さを吹っ飛ばす」と宣言してパフォーマンスした。

この日の雪交じりの天気に「ず~っと晴れてたのに、ず~っと暖かかったのに、なんで今日、雪なんでしょう。おやじ(ジョニー)、そんなに喜ばなくても」と笑った。そして「僕が19歳で初めて1人暮らしした時も目黒。学芸大の家賃3万8000円で風呂なし、共同トイレでした」としみじみと振り返った。

途中ゲストとして、作詞家売野雅勇氏(67)と「ブリキのおもちゃ博物館」館長の北原照久氏(71)が登場して「ケニーはとっても性格がいい。そしてカッコイイ」。ケニーは「これからも精進して行きます。今日は、どうもありがとうございます。また、会える日を楽しみにしています」と感激に涙をにじませた。最後は、弟の俳優大倉弘也(39)をステージ上に呼び寄せて、2人で「泣かないでベイビー」「JohnnyBeBack」を熱唱した。