口腔(こうくう)がんを19日に公表した堀ちえみ(52)が22日、TBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜午後8時57分)に出演した。

堀は、病気が進行する様子を詳細に語った。昨年7月に口内炎ができ始め、同11月には舌の側面にも新たに口内炎ができたという。リウマチ治療のために飲んでいた薬の副作用と判断し、レーザーで患部を焼く処置をした。その後痛みで目が覚めるようになり、舌に異様な厚みを感じたという。インターネットで検索すると、自分の症状と同じ画像が現れた。「あの時、生体検査に出していたら。根が深いと言われながらレーザーで焼いていた」と後悔も口にした。

がん告知後は、会計を済ませずに仕事の打ち合わせに行ったという。入院を見据え、そのまま美容室に向かい、爪を手入れし、髪を15センチ以上切った。

「病気だらけの人生でしたけど、人より早く社会に出て、人生を人より早くスタートして、人生を全うしたと思ったら、私自身に悔いはない。精いっぱい生きてきたからいいかなって。先生の言葉も冷静に受け止めることができたし、涙も出ませんでした」と当時を振り返った。