テレビ東京系生活情報番組「よじごじDays」(月~金曜午後3時40分)の4月からの進行役を、昨年10月に育休復帰した松丸友紀アナウンサーが務めることが21日、分かった。現任の竹崎由佳アナ(26)は29日の放送をもって卒業する。

ママとしてパワーアップした松丸アナが、帯番組に初挑戦する。17年5月に第1子男児を出産。子育てとの両立に一抹の不安も、会社や家族のサポートを得て「ひとまず、案ずるよりも」と大役を決意した。育休中は番組を欠かさずチェックする“よじごじファン”で「主婦、母としての目線で私も楽しみながら見ていたので、刺激的な毎日になるんじゃないかと。不安よりも楽しみの方が大きいです」と笑顔で意気込んだ。

番組を1年半担当した竹崎アナは、思い出に「絶対にこぼれないワイングラスを、思い切りツンと押して倒してしまい、本番中に涙が出ました」とほろ苦いエピソードを明かした。残り数日の放送に寂しさをにじませつつ、「人生経験豊富な松丸さんにしか出来ないコメントがあると思います!」とエール。同門青学出身の先輩に「駅伝のようにタスキをつなぎたいです」と思いを込めた。

松丸アナは同局バラエティー「ゴッドタン」にも出演。変顔、下ネタ、あらゆる球種に芸人顔負けの対応力を見せるが、「よじごじ」では旅情報、プチぜいたく、掃除テクなど生活に密着した情報を伝えることになる。「ご覧になる方は主婦の方、私の父母世代が多いと思うので、私も同じような目線で情報を共有していきたい」と話し、「キャラクターは別人で臨もうと思っています」と笑った。

4月からは、放送が終われば保育園に猛ダッシュする日々がやってくる。子育てを経験し、元来の完璧主義も「悩んでいたらキリがない。切り替え早くなったかな」と変化を明かす。最近は女性アナのフリー転身話も多いが、自身については「会社も全面的にバックアップしてくれているので、(フリーへの気持ちは)1ミリもありません!」とニッコリ。「後輩アナウンサーに、仕事と子育てを両立できることをロールモデルとして示せたら」と晴れやかに語った。

竹崎アナは、4月からBSテレ東「日経プラス10」(月~金曜午後10時)に火曜日のサブキャスターとして出演。経済番組に初挑戦する。

◆松丸友紀(まつまる・ゆうき)1981年(昭56)5月13日、東京都生まれ。青学大文学部卒。04年テレビ東京に入社。14年競輪の新田康仁選手と結婚し、17年5月に第1子男児を出産。血液型A。