福山雅治(50)が31日、東京・神楽坂の赤坂神社でTBS系主演ドラマ「集団左遷!!」(4月21日スタート、日曜午後9時)の制作発表会見に出席した。

同ドラマは、50歳を目前に廃店が決まっている銀行支店の福山演じる支店長・片岡洋がリストラ寸前の行員たちと協力して大逆転に挑むというストーリー。サラリーマンの悲哀と笑いが巻き起こす“平成最後の下克上”が描かれる。

福山は「現場もスタッフも熱量の高い作品になっていると思います。組織人の葛藤が根底にあって、さらに友情、家族愛を明るく描きつつ笑えて、泣ける。でも、深く納得できる作品だと思います。絶対おもしろいです。楽しみにしていてください」とPRした。

この日は、共演者の香川照之(53)神木隆之介(25)中村アン(31)井之脇海(23)高橋和也(49)迫田孝也(41)増田修一朗(38)谷口翔太(32)橋本真実(35)三上博史(56)市村正親(70)尾美としのり(53)酒向芳(60)八木亜希子(53)らも出席。

福山と三上は初共演だといい、福山は三上の印象について「ミステリアスで怖いんだろうなと、びびりながら現場に入りました。でも、すごくフランクに話してくれたし、昔、住んでいたところに住んでいて情報交換したりしています」。一方、三上は「テレビで拝見していましたが、『本当にいるんだ』って思いました」と話し笑いを誘った。

福山は平成3年の91年にTBS系ドラマ「あしたがあるから」がドラマ初出演だったといい、「最初のドラマがTBSでした。(撮影をする)緑山スタジオは始まりの場所。そこに帰ってこられて、新元号を迎えられるのはうれしい」と語った。

また、続く同系ドラマ「愛はどうだ」で08年に亡くなった緒形拳さんからアドリブでビンタを受けたことを明かし、「当時、役者として何も出来なかったんですよね。1作目の時、ふがいないと思って現場に行くのが嫌だった」と振り返った。そして、「何にもできないポッと出の僕の芝居の反応を引き出し、何とか形にしてくださった。(緒形さんに)お芝居の楽しさを教えていただいた」と、しみじみと語った。