1日の新元号発表の瞬間を放送した各テレビ局の特別番組の平均視聴率が2日、ビデオリサーチの調べで分かった。関東地区でNHKのニュース番組は平均視聴率19・3%で、前4週平均1・7%から17・6ポイント大幅アップ。テレビを視聴していた世帯全体における番組占拠率も44・4%と異例の数字を記録した。民放の平均視聴率トップは日本テレビの6・3%。テレビ朝日、フジテレビも前4週平均を上回った。日本人の多くがテレビの前で新元号発表を見守った。
NHK、民放全局が新元号特番を編成する中、視聴率トップに立ったのは公共放送のNHKだった。新元号を伝えたニュース番組(午前11時~11時57分)で、19・3%(関東地区)を記録した。瞬間最高は11時41分、菅義偉官房長官が新元号を発表した場面で、27・1%だった。関西地区も平均視聴率17・7%、占拠率37・2%だった。
NHKは朝ドラ終了後からニュース特番を編成。4月から「NHKニュース7」のキャスターに就任した瀧川剛史(37)上原光紀(28)両アナが出演。夜の「ニュース7」も10分拡大するなどして対応した。
民放トップは日本テレビ「news every.特別版」(午前10時25分~午後0時55分)の6・3%で、前4週平均の4・6%から1・7ポイント上昇。占拠率も15・4%を記録した。斉藤弘江プロデューサーは、系列各局と連携をとり「列島各地の熱気とともにナマで伝えることに腐心しました」としている。
テレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」は、メインMCの冠番組として初放送。元号が発表された1部(午前10時25分~午後0時)は5・0%、2部(午後0時~1時40分)は5・8%だった。特別編成で対応したため「徹子の部屋」は放送を休止した。
フジテレビの「FNN特報 列島縦断LIVE!ようこそ新元号SP」(午前9時50分~11時55分)は4・4%。TBS「JNN報道特別番組・新元号発表へ」(午前9時55分~午後0時55分)が4・3%だった。
テレビ東京は新元号の発表が予定より遅れたため、報道特番「昼サテスペシャル」(午前11時13分~11時40分)を急きょ9分間延長した。「昼サテ」は0・4%だったが、新元号が発表された41分からの「昼めし旅」(午前11時40分~午後0時40分)の枠は1・8%だった。
◆平成のときは 昭和64年1月7日、昭和天皇「ご逝去」が発表された午前7時55分過ぎに、NHKが最高視聴率40・2%を記録。NHKと民放で計7000万人がテレビ前に釘付けになった。同日午後2時半、当時の小渕官房長官が「新元号・平成」を発表した際の同局視聴率は、17・6%だった。



