人気スパイ映画「007」シリーズでジェームズ・ボンドを演じる英俳優ダニエル・クレイグ(51)が、来年公開の最新作「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」を最後に同作から卒業することを改めて宣言した。

米CBSテレビの深夜トーク番組「ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーブン・コルベア」に出演したクレイグは、「ボンド役は終わり?」と司会者から問われると「イエス」と即答。その後、さらに確認するように「終わりなの?」と念を押されたクレイグは、「おしまい」と答えて本作を最後に降板する意思を改めて示した。

「カジノ・ロワイヤル」(06年)から6代目ジェームズ・ボンドを務めてきたクレイグは、前作「007/スペクター」(15年)の公開後から降板がうわさされてきたが、クレイグにとって5作品目となる今作が最後の作品になるとかねて伝えられていた。新作には「ボヘミアン・ラプソディ」で今年のアカデミー賞主演男優賞に輝いたラミ・マレックが悪役で出演することでも話題になっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)