昨年末にブログで全身の体調不良を明かしていた俳優高橋克典(55)が8日、都内で行われたイベントに出席し、「過労でした。すっかり元気です」と語った。沢尻エリカ被告の降板で大河ドラマ「麒麟がくる」(19日スタート)の10話分が撮り直しとなったことで、年末は過密スケジュールになっていたという。

ドラマでは、織田信長の父、織田信秀役を演じている。「僕にとって初めての大河。緊張したし、準備をたくさんして現場に入ったので、撮り直しでエネルギーを使った」と語り「人生いろいろなことがありますね」。

沢尻被告の代役として濃姫を演じる川口春奈について「新しい彼女(川口)はすごくいいですよ。味が違いますから」と太鼓判を押した。出演シーンの撮影は「(信秀が)死んじゃいましたから僕のは終わりました」。

高橋は、昨年12月27日のブログで、「両足首の軽い捻挫、左肩の激痛、軽い吐き気とめまいなどなんとなく全身にあった不調、左上の歯かあごが痛みだし、これから病院はしごします」と不調を訴えていた。大河撮り直しによる過労に加え、「母や叔父(梅宮辰夫さんの死去)のことなどいろいろあって、精神的に抱えていたのかな」。「55歳という年齢を実感した年末でした」と笑わせた。

今はすっかり元気になったとし、この日も、大戸屋の一日店長としてサプライズ登場すると、お客さんに料理を運ぶなどせっせと接客。「僕だと気が付いてもらえてよかった」と喜んでいた。