ナインティナイン岡村隆史(49)と矢部浩之(48)が、7日深夜放送のニッポン放送「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(木曜深夜1時)に生出演し、岡村が4月23日放送の同番組のラストで口にして批判を浴びた、風俗に関する失言と一連の騒動を謝罪した。

リスナーからは、4月30日放送回で、矢部が「コンビそれぞれ、あるけども…まぁ、あんまり、良い感じやないやん、ナインティナイン」と語ったことを踏まえ、2人の関係性を問う質問が相次いだ。その中で「2人きりで食事とか、したことはありますか?」との質問があった。岡村が「これは…2人きりって。それは…ないんじゃないかな?」と言うと、矢部は「いやぁ…ないなぁ。店ではない」と続けた。

そして、矢部は「パッカーンちゃう?」と口にした。「パッカーン」とは、10年6月に岡村が体調不良を訴えて、その後、5カ月間、休養したことを指す。矢部が「病院に入る前に(岡村の)家に行って『おらんでいいわ』って(マネジャーに)言って、ちょっと外してくれたんだと思う。すし、取ったやん。それが2人きりの最後、ちゃうかな?」と振り返ると、岡村は「その時のことは、ぼんやり覚えているな」と同意した。

岡村が「そもそも一緒にご飯ってないよね」と言うと、矢部は「出前のおすし、食べてたら『おいしい? おいしい? めっちゃ、おいしい?』って、めっちゃ聞いてくる」と当時を振り返った。岡村は「そこも、パッカーンになっていたんやろうね。いっぱい聞くんは?」と問い掛けた。

また番組では、リスナーから、2人が出会った大阪府立茨木西高サッカー部時代のことを聞く質問もあった。矢部は「今日は何か、昔を振り返って…高1、2年くらの話。しゃべりだしたら懐かしいから、いろいろ思い出したりしますけど」と、しみじみ語った。

岡村は、番組の最後で「今日もね、また相方に来ていただいて、本当に遅くまで本当に申し訳なかったです。ありがとうございます。助かってます」と矢部に謝辞を口にした。矢部が「普段なら爆睡中です」と返すと、岡村は「そうでしょうね。おうちもね、家族も、おられるんでね。そんな中、すごいリスク背負ってきてくれて、本当に感謝しかないです、本当にありがとうございます」と感謝し続けた。矢部が「大した人間じゃないので」と返すと、岡村は「いろいろ指摘してもらって、分かることもいっぱいあった。相方が来てくれて、サッカーの話で全く変わってないやんと言われたんですけど、変えていくという気持ちに変わりはないです。本当です」と変革を約束した。

その上で、岡村は「先週と今週と来てもらって、ラジオでしゃべることが出来て、本当に、また思うことが、いっぱいできました」と、2週連続となる矢部の出演で思うところが多々、あったと語った。その上で「また、さらに、いろいろと考えて、このラジオに向き合っていきたいと思いました。それも全部、この相方が来ていただいて分かったことも、すごくありますし整理して、このラジオに向き合っていきたい。リスナーにも向き合っていきたい」と、ラジオに真摯(しんし)に取り組む考えを、矢部の前で切々と訴えた。

矢部から「いろいろしゃべることが出来て良かったですね」と言われると、岡村は「本当に、ありがとうという気持ちです」と感謝した。番組のエンディングトークの際は、バックに2人が青春をかけた全国高校サッカー選手権の大会歌として1976年(昭51)から使用される、ザバーズの「ふり向くな君は美しい」が流れた。