歌謡グループ純烈が23日、東京・大江戸温泉物語で、無観客ライブ収録を行った。

2月26日に新曲「愛をください~Dont'tyoucry~」を発売。これからという時にコロナの影響でプロモーションが出来ず、100以上のライブも中止を余儀なくされた。

約4カ月ぶりとなるライブだが、この日はデビュー10周年記念日でもある。リーダー酒井一圭(45)は「純烈も眠ってばかりではいられない。デビュー10周年となるこの日に、何かできないかということで大江戸温泉さんにお願いした」と明かした。同収録を「やってよかった」とし、「物足りない部分はあったけど、ライブが出切ること自体がよかった」と語った。

また、酒井にとって23日は、5年前に亡くなった父の誕生日でもある。「おやじの誕生日にデビューが決まったと話した時の笑顔がね。ちょっと親孝行出来たのかなと思いました」としみじみ語った。

無観客ライブ収録を後上翔太(33)は「あそこにこんなお客さんがいたなとか、鮮明に思い描けた。色濃いお客さんに支えられいることを改めて実感できた」。白川裕二郎(43)は「久しぶりにマイクを持って、こんなに重いとは思わなかった。これから徐々にリハビリを重ねて行って、お客さんの前でライブできる日が来ればと思います」。小田井涼平(49)は「以前のような熱気、いや、それ以上の熱気を出せるように、朝から気合を入れてきた。空回りしたところがあるかもしれないけど、元気さはアピールできたと思う」と振り返った。

この10年間を酒井は「夢だった紅白にも2回出させていただいて、本当にファンのみなさんのおかげです。後悔よりもびっくりするくらい上出来な10年だったと思います」とファンに感謝した。

今年も紅白出場を目標にしているが、その紅白自体がどうなるかはまだ不透明。酒井は「もし純烈を選んでいただけるのであれば、ここから中継はどうですか?」と提案。「(グループの)色もでるし、リモートにもなる。何より、お風呂屋さんあっての純烈なので、僕らのステージである故郷(スーパー銭湯)も盛り上げたいと思います」と力説した。

この日の収録の模様は、ショートバージョンとして編集の上、近日、公式YouTubeチャンネルで公開する。ライブDVDは、曲目を変えた大阪・箕面温泉スーパーガーデンバージョンも収録し、9月30日の発売を予定している。

酒井はこの日の夜、会見を行う予定の手越祐也(32)についても話した。「ジャニーズには小さい頃入りたかった」と告白。「憧れいていたから、やめるのが分からない」としたが、「ファンのみんなを大事にすればいいことがたくさんあると思うので、頑張って欲しいです」とエールを送った。