シンガー・ソングライター山崎ハコ(63)の夫でギタリストの安田裕美さんが、大腸がんのため、6日に亡くなったことが7日、分かった。72歳。山崎の所属レコード会社が発表した。本人の遺志により、通夜・告別式は行わない。

山崎は「音楽業界の皆様には、50年以上もの間、スタジオミュージシャンとして、時には編曲家としてレコーディング等に呼んでいただき、沢山お仕事をさせてもらえました事、心より感謝申し上げます。また、数々のコンサート等で演奏させて頂きました事、関係者の皆様にお礼を申し上げます。長い間、お世話になりました。本当に有り難うございました。そして、彼のギターを沢山聴いてくださった安田裕美ファンの皆様、ありがとうございました」と感謝のコメントを発表した。

「コロナ感染が収束していませんので、今は通夜、葬儀・告別式は行わない事を慎んでお知らせいたします」とし、「お別れの会としましては、いつか音楽あふれる、最初で最後の『安田裕美の会』をやりたいとは思っていますので、可能な道が見つかりましたら、必ずお知らせ致します」とお別れの会開催の意向を示唆した。

「私も今は悲し過ぎていろいろな事を考えられませんが、かけがえのない命、皆様のお健やかな事とご自愛を心よりお祈り申し上げます」と気遣いのコメントを寄せた。