俳優の三浦春馬さんが18日、死去した。30歳だった。東京・港区の自宅で首をつった状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。自宅からは遺書のようなものが見つかっており、自殺とみられる。

  ◇    ◇    ◇

三浦さんの訃報を受けて、業界関係者の間にも衝撃が走った。映画や舞台、テレビ番組で仕事を共にした関係者は、三浦さんの印象について「とにかくストイック」「仕事に対して真面目」と口をそろえた。

97年のNHK連続テレビ小説「あぐり」でデビュー。以降、多数のドラマや映画に出演した。映画関係者は「作品ごとに、役に対しての向き合い方が非常にストイックでした」と明かす。「激しいアクションにも、自ら志願してほとんどスタントは使っていなかったですし、合間でボイストレーニングや筋トレにも通っていたそうです。作品のPRで取材が深夜まで及んでも、嫌な顔ひとつ見せませんでした」と振り返った。

近年はミュージカルの分野でも注目を浴びていた。16年の「キンキーブーツ」では、ドラァグクイーン(女装で行うパフォーマンス)のローラ役を演じた。曲線を美しくみせるよう、半年間食事制限して体作りをした。最後の出演舞台となった今年3月の「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド~汚れなき瞳~」では、子どもたちからイエス・キリストの生まれ変わりだと勘違いされる脱獄犯役。数々の難役にも、徹底した準備と役作りで挑んできた。

ある共演者は、仕事に対する姿勢について「ここまでストイックな人は見たことがない」と驚いていた。舞台関係者も「真面目すぎるくらい真面目で、スタッフに対しても紳士的。慎重に言葉を選ぶタイプで、いつ心を休めているんだろうと思ったこともあります」と話す。三浦さんをよく知るテレビ局関係者も「浮ついたところが全くなかった。ストイックすぎて、ちょっと神経質なのかと周囲に思わせるところもあったかもしれません」と語った。