年末をもって活動休止する嵐が大みそかに開催する初の生配信ライブ「This is 嵐 LIVE 2020.12.31」の特設サイトが、11月30日にオープンした。ライブの午後8時開演や、チケットの詳細などを発表。活動休止前ラストライブとなり、世間的にも大きな注目を集める大みそかのビッグイベントとなる。

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国民的アイドルグループの活動休止まであと1カ月となったこの日、“ラストライブ”の公式サイトがオープンした。デビューシングル「A・RA・SHI」のジャケット写真に使われた「嵐」の文字が入ったライブのロゴも解禁された。99年のデビュー当時、ジャニー喜多川前社長(享年87)が書いた文字だ。

ライブは「ジャニーズネットオンライン」での生配信となる。見逃し配信はなく、場所の公開もしない。嵐のファンクラブ会員(4800円)やジャニーズファミリークラブ会員(5300円)のほか、一般向けのチケット(5800円)も販売する。活動休止前ラストパフォーマンスを一目見ようと、大勢の視聴者が集まるとみられる。

イベント業界関係者によると、11月3日に配信された嵐の事前収録ライブ「アラフェス 2020 at 国立競技場」は、「国内の配信ライブ史上例のない人数がチケットを購入した」という。ファンにとどまらず、一般チケットも相当数売れた。中には他のアイドルやタレントが「勉強のために」と初めて嵐のライブパフォーマンスを視聴したケースもあったそうだ。

ライブは大みそか午後8時から。チケットは開演30分前まで購入可能だ。NHK紅白歌合戦(同日午後7時30分)への出場も発表されているが、ライブ会場からの中継出演が濃厚。テレビ局関係者は「物理的に考えて、紅白歌合戦が行われるNHKホールへ行くのは難しそうだ」と話す。NHKは中継ならではの特別な演出や収録などを検討しているとみられる。

特設サイトでは、ライブまでの期間を楽しむ動画コンテンツ「みんなで準備だ! TV」もスタート。早速この日、「チケットを準備だ!」のタイトルで、メンバー5人が時間に余裕を持って購入することなどを呼び掛けた。松本潤(37)は「直前で買うと、インターネット回線が混雑したりとかするから、余裕を持って買ってほしいです」とアピールした。遠く離れた友達とも一緒に視聴できる嵐のファンクラブ会員向け新機能「フレンズ参戦機能」の実装も発表。大みそかの夜は、多くの人々が画面越しの嵐に夢中になる。