「智恵子抄」「二十四の瞳」などのヒット曲を持つ歌手の二代目コロムビア・ローズ(本名・宗紀子)さんが、8月16日、心不全のために神奈川県大和市の病院で亡くなったと8日、日本歌手協会が発表した。78歳。葬儀・告別式は、親族らによる密葬で執り行われた。

初代コロムビア・ローズ(87)のコメントは以下の通り

私が歌手を退(ひ)いて、二代目のローズを決めるとき、当時の文芸部長が「あなたの後釜なんだから、あなたが選びなさい」と言われて、私はその中から「いちばん声がきれいな子を」と思って選びました。のちにロスにいったときも、よく「お姉さま元気?」と電話をもらってましたし、帰国時にも連絡してくれた。歌手協会で数年前のショーがあったときが最後だったかしら? そのときは同じ楽屋で、いろいろなこと話してそのときは一緒にも歌ったの。「バスガール」をね。最近、あまり具合がよくないと聞いてて、「会いたいなあ」と思っていました。私も今度の1月で88歳になりますからねえ。まさか10歳も年下なのに先に逝ってしまうなんて…。心が清らかでやさしい芸能人らしくない、私なんかより数倍しっかりした子でした。お疲れ様。ゆっくり休みなさいね。