大塚千弘(34)内田慈(37)が13日、都内でダブル主演の映画「レディ・トゥ・レディ」(藤沢浩和監督)の舞台あいさつに登壇した。

内田は「撮影から2年、この日を楽しみに待っておりました。皆さんにお会いできてうれしいです」とあいさつした。

2人は、誕生日が一緒だという。これには「びっくりしましたね」と顔を合わせて笑顔。約1カ月半の間、ダンスのレッスンに励み、内田はそのなかでも「クイックステップ」に苦戦したという。大塚は「ジャズダンスはあったが、競技ダンスはこんなにもハードなんだって初めて感じた」と、振り返った。

印象に残るシーンを問われ、大塚は「1カ月半の思いがあふれてきて、1回目に踊ったときに、とめどない感情があふれた。そういうシーンではないのに、涙があふれて来ちゃった。それでNGになった」と、ちゃめっ気たっぷりに話し、場内を笑わせた。

内田は「1回1回のテイクがとにかく全集中で臨む。あうんの呼吸でした」と、大ヒット中の映画「鬼滅の刃」に絡ませ、笑いを誘った。

コロナ禍での公開となったが、大塚は「暗いニュースしかない中、(この映画を)公開すべきだなって本当に、自分で思った。作品を見て、元気とか、明るくなって、何かに挑戦してみようってちょっとでも思っていただければ、私は、幸せです」と、力を込めた。内田は「本当に、たくさんの方に見てほしい。見ていただけたらいろんな所から感情移入できると思うので」と呼び掛けた。

映画は、主婦(大塚)と女優(内田)がペアを組み、ダンスを通じて周りの人々を巻き込み、青春を取り戻していくエンターテインメント。