お笑いコンビ、インパルス堤下敦(43)の人気YouTubeチャンネル「堤下食堂」に、俳優京本政樹(61)が特別出演し、堤下の自慢の鍋料理に舌鼓を打った。「堤下食堂」は、堤下が店長に扮(ふん)して、さまざまレシピや料理を紹介する内容で、昨年8月にスタート。今回は、京本を招き、秋田から取り寄せた比内地鶏を使っての鍋料理を振る舞った。

堤下と京本との出会いは一昨年5月。里見浩太朗と京本が初共演した舞台「赤と黒 サムライ・魂」に堤下が出演したことだった。京本は「初めての舞台共演だったけど、堤下君は人間もいいし、何より気が合った」。以来、お互いに連絡を取り合うようになったという。そんな関係から、堤下から京本に「ぜひ堤下食堂に来店してもらい手料理を食べて欲しい」とオファーのあったことから実現した。

京本は、2つ返事で了承したが、その一方で「ただ出ても意味がない。どうせならエンターテインメント性のあるものにしたい」と提案したのが、自ら監督、出演して話題になっている三重・四日市のシティプロモーション映像「必見 四日市」の中で登場する“四日市の翔”だった。

京本は「ここ数年、テレビから娯楽時代劇が消えつつあり寂しく思っていました。そういった中で、娯楽時代劇の要素を残したものとして演じてきたのが、四日市のプロモーション映像に登場する“四日市の翔”でした。『必殺シリーズ』では“組紐屋の竜”だったんですが、令和に合わせて新しいキャラクターをしたいと、そこで翔として登場することこそ意味があるし、何より見ている人も楽しめると思う」。

今回は京本に合わせて、堤下も時代劇風のカツラをつけて登場しているのが見どころ。

さらに今回は、翔に扮した京本に合わせ、三重県指定伝統工芸品、三重県指定無形文化財に指定され、四日市の地場産業にもなっている「四日市萬古焼」の土鍋で、先ごろ、ロケで行った際に秋田から取り寄せたという高級鶏肉の「比内地鶏」を使っての鍋料理を披露している。

堤下は「スープは簡単には出来ないので、鶏がらを使って前夜に1日がかりで作りました。鍋は比内地鶏にネギ、白菜だけを入れたものにしています。特に、土鍋に萬古焼を使ったのは耐熱性に優れていて鍋料理には欠かせなかったからですが、タイミングよく四日市の翔さんに合わせることができました」。

京本は24日から東京・なかのZEROホールで舞台「ROAD59-新時代任■特区-」(27日まで)に出演。京本が出演するYouTubeは26日から公開される。

※■は人ベンに峡の旧字体のツクリ