落語家立川志の輔(66)が肺炎で入院し、明日5日から31日まで東京・パルコ劇場で予定されていた落語公演「志の輔らくご 伊能図完成200年記念『大河への道』」がすべて上演中止になったことが分かった。本人や同劇場の公式ホームページで発表された。新型コロナウイルスの抗原検査は陰性だったという。

両ホームページによると、志の輔はもともと、昨年12月17日の大阪公演中、スタッフがコロナ感染し、濃厚接触者となっていた。そのため保健所の指導に従い自宅待機していたが、その待機期間が終了となる大みそかの同31日、自身も体調不良に。病院で診察を受けたところ肺炎と診断され、今月1日に入院したという。

コロナの抗原検査は陰性。また精密検査を受けるなどし、医師から1週間から10日間の入院になると言われたという。ただ体力を戻すまでに時間が必要と判断し、全公演を中止にした。完全に回復し高座を務めることができるようになるまで、約1カ月かかる見込みという。

志の輔は「皆様には大変ご心配をお掛けし申し訳ありません。今は、お客様に志の輔らくごを心から楽しんで笑っていただける高座を務められるよう、身体をしっかりと休め、治療、回復に専念いたします」とコメントしている。