女優上野樹里(34)主演のフジテレビ系連続ドラマ「監察医 朝顔」(月曜午後9時)の第10話が18日、放送される。

19年7月期ドラマの第2弾。87年4月スタートのフジテレビ系のドラマ枠「月9」では初の2クール放送。昨年7月開始の予定が、新型コロナウイルス禍で同11月開始となった。

万木朝顔(上野)は神奈川県にある興雲大学に勤める法医学者。横浜・野毛山署のベテラン刑事だった父・平(時任三郎)は健在だが、2011年(平23)3月11日に東北の海沿いにある仙ノ浦の実家に帰省中に、東日本大震災に巻き込まれた母の里子(石田ひかり)の遺体は見つかっていなかった。そして、平は仕事を辞して、里子の遺体を探すために仙ノ浦へと移り住む。

平の元部下だった神奈川県警捜査一課の刑事・桑原真也(風間俊介)と結婚して、5歳になる娘のつぐみ(加藤柚凪)に恵まれていた。だが、事件に巻きこまれた桑原は、長野県警に異動させられて交番勤務を命じられていた。

第10話では、朝顔(上野)たちのもとへ、緊急で2体の焼死体の解剖依頼が入る。朝顔は、つぐみが通う保育園に延長保育を頼むと、光子(志田未来)や絵美(平岩紙)たちと手分けして解剖を行った。

光子たちの厚意で先に法医学教室を後にした朝顔は、つぐみを迎えに行き、帰宅する。そこに、仙ノ浦に住む母の里子の同級生だった美幸(大竹しのぶ)から、宅配荷物が届く。その中には、まんじゅうや干物などの仙ノ浦土産のほかに、里子が合唱部時代に使っていたというピアノ譜も入っていた。美幸によれば、仕入れの手伝いをしてくれている平が金を受け取らないので、そのお礼代わりということだった。

あくる日、朝顔が出勤すると、光子や高橋(中尾明慶)、藤堂(板尾創路)がいた。朝まで作業をしていたのだという。

そんな中、朝顔たちのもとに、男性の遺体が運ばれてくる。男は清掃員で、配管のメンテナンス中にビルの屋上から転落したとのことだったが、安全ベルトを自ら外したという目撃情報が上がるなど、どこか奇妙だった。他の案件で立て込んでいたこともあり、解剖は朝顔のサポート下で、光子が行うことになった。ところがその執刀中、光子は誤ってメスで自身の指を傷つけてしまう。