2月14日スタートのNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の初回が完成して27日、主人公の渋沢栄一を演じる主演の吉沢亮(26)らがオンライン会見を行った。

「クランクインから半年近くがたちましたが、第1話が放送される実感がまだわきません。大森美香さんの脚本はエネルギッシュでチャーミングな人物に描かれている。生活感ある、人が生きることに寄り添った生命力にあふれるドラマだと思います」と話した。北大路欣也演じる徳川家康が物語の語り部として出演する。脚本家の大森美香氏は「江戸から現代まで、一緒に俯瞰(ふかん)して見てくれる人がほしかった」。菓子浩制作統括は「慶喜が家康を尊敬していたことは史実からも明らか。この時代は史実も多くどの視点で見るかによって変わる。家康の登場はファンタジーだが、このドラマではこう解釈しているという方針を家康にいざなってもらいたい」などと説明した。