桜井日奈子(23)が2日、YouTubeで配信されたHuluオリジナルドラマ「マイルノビッチ」(12日から配信、全8話)イベントで「芸能界に自分が入るなんて夢にも思ってなかったですけど、今は、はっきり女優が自分の天職だと思ってやっています」と語った。

「マイルノビッチ」は、累計発行部数320万部を超える漫画家佐藤ざくり氏原作の同名漫画の実写化作品。桜井は劇中で地味でモテない女子高生まいるを演じる。ともに主演する神尾楓珠(22)演じる神的メイク術を持つ毒舌イケメン男子・天佑にプロデュースされ、きれいになって本当の恋を見つける役どころだ。演じるまいるにちなみ、人生で奮起したことを聞かれると「芸能界に入るきっかけになった小さいコンテストに、友だちに『出てみない?』って誘われたのが、人生の転機だったかなと」と語った。

その上で「それまで人前に出るのが得意ではなかった。芸能界に入りたくて出たわけではなかったですけど、コンテストに出なかったら今がない。勇気を出して出て良かった」と語った。そして「何かを人に伝えるという仕事以外、もう想像が出来ないくらい、私にとって、この仕事は他の何にも変えられないもの。その意識は、この数年で変わった」とも口にした。

「マイルノビッチ」は、20年秋からの配信を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて撮影が休止され、配信が延期された。この日のイベントも、コロナ禍で配信イベントとなった。桜井は「撮影が1回、コロナで止まって、10カ月くらい撮影していた。20年は、ほぼ『マイルノビッチ』。皆さんの前にお届けできるのがうれしい」と笑みを浮かべた。神尾も「本当だったら去年、配信されていたもの。いろいろ、大変なことがありましたが、撮り切れて配信できたのが良かった」と喜んだ。