サザンオールスターズ桑田佳祐(64)が20日、レギュラーパーソナリティーを務めるTOKYO FM「桑田佳祐のやさしい夜遊び」(土曜午後11時)に出演し、ソロとして初の無観客ライブを3月7日に配信すると発表した。

新型コロナによる緊急事態宣言下最後の夜に、桑田が特別なステージを届ける。今回は、世界に誇る音楽の殿堂「Blue Note Tokyo(ブルーノート東京)」で事前収録を行う。桑田が同所で歌唱するのは初。ソロライブは、18年12月以来となる。

ソロライブのタイトルは「桑田佳祐『静かな春の戯れ~Live in Blue Note Tokyo~』」。公式サイトで桑田は「皆さん、お元気ですか? 2021年、大変な1年の始まりになってしまいましたが、毎日本当にお疲れさまです。そんな折ではございますが、私はこのたび、憧れのBlue Note Tokyoでライブをやらせていただけることになりました。ありがとうございます」と報告した。

「恥ずかしながら私もまもなく齢65歳を迎え、『高齢者』の仲間入りをしようとしております。そんな私ですが、世の中がどんな状況だとしても、できることといえば引き続き『音楽を皆様に届けること』これに尽きます」。

そして「今回は、『ライブハウス』というライブの原点の場所に立ち返り、一緒にいてくれる仲間たちとともに、シンプルかつ『少々大人な感じ』のライブをやらせていただきます」と、ライブについて言及した。

最後には「今はまだ耐え忍ぶ時期が続いておりますが、春の訪れとともに、新しい時代がやってくることを祈りつつ…。このライブが、そんな“静かな春”の戯れとして、皆様のささやかな楽しみの1つになりましたらうれしい限りです。それでは、Blue Noteでお待ちしております!!」と呼び掛けた。

サザンとしては、昨年2度、横浜アリーナから無観客配信ライブを行ったが、今回はソロライブで、雰囲気もまったく異なるという。音楽で人々の気持ちにそっと寄り添い、そして来るべき穏やかな春を一緒に迎える準備ができるようなライブになりそうだ。

同ライブは午後7時から、約2時間配信される。収益の一部は「Music Cross Aidライブエンタメ従事者支援基金」を通じて、ライブエンタメ業界のために役立てる予定だという。