女優中村ゆりか(24)が18日、大阪市内で本格アクションに初挑戦するカンテレのドラマ「エージェントファミリー~我が家の特殊任務~」(21日深夜1時、関西ローカル)の会見を行った。キレのある回し蹴りシーンについて「我を忘れた」と本気モードだったことを明かした。

中村が演じるのは、小市慢太郎演じる父、真飛聖演じる母と暮らす佐藤家の1人娘、みなみ役。家族にはある秘密があり、父は諜報(ちょうほう)工作、母は狙撃、みなみは格闘術に秀でたスパイとして日本に潜入した、血のつながりのない疑似家族。

小学校のときからフィギュアスケートを始めたが、格闘技とは無縁だったといい、昨年9月から格闘技のレッスンをスタート。年明けから撮影がスタートすると「身体に自然に染み込んで、身体が覚えていた」と格闘技の動きを習得していた。

ドラマのラストシーンでは、相手のボスとの格闘シーンでは回し蹴りを披露した。ボスの首に右足がかかる迫力のシーンに「練習していたときは怖くて、控えめにやってしまった」と明かし、アクション監督から「本気」でのアドバイスに「本番は“本気”の熱に感情が高ぶり、我を忘れてた。アクションでコミュニケーションができた。感動しながらやることができた」と新境地を体感した。

生傷は絶えなかったが「青たんができたけど、これは頑張った勲章。自慢できる」と胸を張った。クランクアップでは「みなさんから拍手を受け、気持ちがいろいろと沸き上がってきて涙が出た」と明かした。

特殊な背景を持ち、コミカルな面もシリアスな面もある役どころ。中村は「迫力満点のアクションは見どころですが、家族愛もあり、全体を通して、いろいろな方に刺激を与えることができるドラマになっていると思います」とPRした。