渡辺謙(61)が「Fukushima 50」(若松節朗監督)で、最優秀主演男優賞を受賞した。「今年は参加することに意義があると思ってきたので、先ほど話したように“福島の力”を(最優秀受賞者に贈られる)このブロンズに込めていただけたんだなと思っております。福島の皆さん、とりあえず取りましたんで、どこか飾ってもらえるところに寄贈したいなと思います。本当にありがとうございました」と、ブロンズを被災地に寄贈する考えを示した。
渡辺は劇中で、東日本大震災時に事故が発生した際、福島第一原発所長だった、故吉田昌郎氏を演じた。役作りについて聞かれ「震災以降、被災地は何度か訪れているんですけど、僕自身の役作りというよりも、緊急対策本部のクランクインの時に、100人くらいエキストラも含めていたんですけど、やっぱり、一言だけ言わせていただいたんですよ。『今現在、福島でも原発事故で苦しんでらっしゃる方がいるし、そのことで命を落とされた方もたくさんいらっしゃるんだ』と。背負いきれないにしても、そういう思いをこの映画にぶつけていこうという思いでやったので、なかなか厳しい現場ではありましたね」と熱っぽく語った。
若松節朗監督(71)とのトラブルがあった? と質問されると「さっきみたいな話をした後で申し訳ないんですけど、監督がいつの日からか、読売ジャイアンツのメガホンを持ってよーいスタートをかけ始めたんですよ。ちょっと僕、宗派が違うもので『それはないだろ!』と。僕は真面目な芝居がしたいのに、そのメガホンはなんだということで、ちょっと目を盗んだ隙にゴミ箱に捨てました」と阪神ファンとして怒りを感じたと吐露した。
阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(22=近大)について質問されると「期待が膨らみます」と笑みを浮かべた。



