米俳優ジョニー・デップ(57)が、元妻で女優のアンバー・ハードへの家庭内暴力(DV)を認定した英裁判所の判決を巡り、元妻が和解金を寄付したという主張はうそだとして裁判のやり直しを申し立てたことが明らかになった。

デップは2016年に離婚したハードに700万ドル(約7億3500万円)の和解金を支払った際に、ハードは和解金は全額2つの慈善団体に寄付すると宣言し、裁判でも寄付したと証言していた。

デップは昨年11月、ハードへのDVを報じた英大衆紙を名誉き損で訴えていた裁判で敗訴し、DVが認定されたことで、出演を予定していた映画を降板する事態となっている。DVは事実無根だと主張しているデップの弁護団は、判決を不服として控訴する考えを示していた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)