綾瀬はるか(36)と西島秀俊(50)が30日、都内のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画「奥様は、取り扱い注意」(佐藤東弥監督)大ヒット御礼舞台あいさつで、観客から出た続編の要望に、現状はないとしたものの、互いに意欲は示した。

この日は、観客とのティーチイン(質疑応答)が実施され、子どもの観客から「楽しかったんですけど、続きはありますか?」と質問が出た。綾瀬が「今のところ…ないと思います」と答えると、西島は「いやぁ…楽しかったんですけど(綾瀬演じる)菜美がああやって、こう…何か、こういろいろなことが起きそう。僕が出てるか分からないけれど、僕は続きが見たいし、やりたい」と返した。綾瀬が「私はやりたい」と続くと、佐藤東弥監督は「菜美と(西島が演じる)勇輝の続きは僕は見たい」を答えた。

観客からは、再共演した場合にやりたいことは? との質問も出た。綾瀬が「私は、またアクションのバディ…スポ根のコーチで、お兄ちゃん(西島)教えられる側」と笑みを浮かべた。西島が「何で、俺が教えられる側? 僕がコーチになって教えると言うと…」と返すと、綾瀬が「私が走れと言う」と笑うと、西島は「嫌だぁ…何でも良いんでしょ。『走れ』とか、言いたいんでしょ?」と苦笑いした。

スポ根ものを撮るとしたら、何が良いか? と聞かれると綾瀬は「水泳とかバレーボール」と答えた。これには、西島も「水泳、大変だと思うよ。1日やったらグッタリ…」とゲンナリ。綾瀬が「100本ノック、ピー! とか」と突っ込むと、西島は「自分、楽だろ? 絶対やらない。短パン、似合わないんだ、俺」と完全拒否した。

「奥様は、取り扱い注意」は17年10月期に日本テレビ系で放送され、最高視聴率14・5%、最高総合視聴率25・6%を記録した連続ドラマの映画化作品。綾瀬が元特殊工作員という秘密を持った新米専業主婦の伊佐山菜美、西島が実は現役の公安警察であり菜美を監視する夫勇輝を演じた。映画は19年7~9月に撮影が行われ当初、20年6月5日公開予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、今月19日に公開が延期された。公開初週の週末となった20、21日の全国興行収入ランキングでは、観客動員数では実写映画で1位となる好スタートを切っている。