NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の16日に放送された第95話の平均視聴率が17・1%(関東地区)だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は65話の18・9%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、寛治(前田旺志郎)、万歳(藤山扇治郎)と千兵衛(竹本真之)が鶴亀新喜劇に参加することになった。一平(成田凌)も千之助(星田英利)に次代を担う人らの芝居を作ると意気込んだ。すると千之助は千代に主役をするように命じると、自分は稽古に姿を見せなくなった。主役を任された千代は、緊張で自分の芝居を見失いそうになったが、一平から「見てくれるお客さんのために頑張るだけや」と言われ悩みから解放された。そして無事に旗揚げ公演初日を終えた。その後、お客のいなくなった舞台で千之助が1人、手荷物を持ってお辞儀していた。去っていこうとしていた千之助を見かけた千代と一平は引き留めようとした。しかし千之助は自分がいなくても良い芝居をしたと告げると、気持ちを察した一平は、これまでの感謝を告げた。そして他の劇団員も駆けつけ、みんなに見送られながら千之助は劇団を去っていった。